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店舗経営ルール ここでは店舗経営の専用ルールに関して説明します。 ◾️経営フェイズの流れ ①入荷フェイズ ②販売フェイズ ③収支報告フェイズ ④店舗拡張フェイズ ①入荷フェイズ 倉庫に在庫を+店舗レベルd10追加します。 この前に追加で在庫を仕入れることもできます。 加えた在庫×200が支出となります。 ②販売フェイズ 各従業員は同時に[難易度:人気]の魅力判定を行います。この判定に成功した人数だけ人気が1上昇し、失敗した人数だけ人気が1減少します。 このとき、難易度を超えた達成値は他のキャラクターの達成値に振り分けることが可能です。 従業員が足りない場合は、このフェイズの判定に-足りない人数のペナルティーを受けます。さらに人気が足りない人数だけ減少します。 ③収集報告 人気の値だけ在庫を減少させます。 足りなかった場合は(足りない値/2)だけ人気が減少します。 溢れた場合は溢れた数×100Gの支出となります。 減少した在庫×500が収入となります。 各従業員に500Gと、大家に500Gを支払い、これを支出とします。 ④店舗拡張 人気が店舗レベル×5になると店舗レベルが1上昇させることが可能です。店舗レベルが1上昇すると店舗スキルを1つ習得します。 ▼ステータスの説明 ●店舗レベル 店舗がどの程度発展しているかを示す数値です。人気の値に応じて上昇します。 ●在庫◯/△ ◯が現在の在庫数。△が倉庫の許容量です。 毎週入荷してくる在庫がノルマとなっています。 ●人気 店の売上量です。どの程度お客さんがやってくるかの目安でもあります。 ●従業員◯/△ ◯が現在の従業員数。△が必要な従業員数です。 従業員を増やせばその分賃金が発生しますが、足りなければ人手不足となり人気が減少していきます。 ●賃金 従業員1人辺りの賃金です。 ●支払 店舗や土地のレンタル費用です。
https://w.atwiki.jp/nishikiiiiii/pages/14.html
「聞き流せ、酔いどれジジィの戯言さ」 色違いブラッキー♂ベンジー・コックス/Benzie Cox 181cm、78kg、右利き、9月8日生まれ、深奥出身、41歳 BGM: 概要---- ジャズバンド「The Irony」のドラム、ボーカル 楽曲のほとんどの作詞をしている 玉虫町南にあるジャズバー「家畜」の代理オーナーで、深夜営業中は自身のジャズバンドが演奏している ちなみに「家畜」は14 00~07 00の営業 しゃがれた声に独特の世界観の楽曲は関東地区で有名 人間関係---- ジャズバーの元締めが駒錦会であり、☆リザードン♂駒錦 文太やメタグロス♂釧路 タケヒサとは顔なじみ。隠し部屋的存在の地下2階は駒錦会専用の密会所であり、地下通路・水道と繋がっている。 フシギバナ♂天野 大悟や☆メガヤンマ♂柳 讓は常連で、たびたび演奏に飛び入り参加している。 海外マフィアにさらわれかけた☆イーブイ♂林檎を助けたことから、林檎の保護者代わりとして同居している。 妻子なし
https://w.atwiki.jp/serenista/pages/84.html
これまでの講義・議論を踏まえて日本企業の経営課題を指摘する、という体裁だが、普遍的だと思う。 戦略とは、一言で言えば「選択と集中」ではないか、と、今日ふと思った。(07.11.30) 領域の選択 方針の選択 資源の集中 ■論点 目標のトレードオフを解決すべき 戦略性の強化 「ビジネスモデル」の意義 フレームワーク “経営力” ■目標のトレードオフ 目標の構造 目標が一元的……米国 目標が多元的……日本 目標多元説(主義)の問題 同じ土俵なら一元主義が勝つだろう。目標は単純な方がよい 複雑多元な目標は無為無策を正当化する口実になりがち うまく「構造化」できないのがいけない。構造化できれば一元説に還元できる ※ここで戦略マップが登場してもいいだろう ■戦略性の強化 「差別化しない戦略」はもう通用しない 競合他者との違い(品質、価格、……)を明確にし、差異を創出すること ■ビジネスモデル 「フルセット」型経営から「サブセット」型・特化型へ 事業領域のどこに焦点を当てるか 利益獲得の仕組・方法のデザイン 高収益実現の仕組・体制 ■分析のフレームワーク 企業価値ポートフォリオマトリクス 縦軸に実質資産成長率。資産の伸び具合 横軸に実質利回り。資本コストがカットオフ 各事業を四つの象限に配置 第1象限(右上)は「企業価値の向上」。資産も増え、利回りもよい 第2象限(左上)は「企業価値の減少」。資産増えるが利回りマイナス 第3象限は「企業価値との関係小」。 第4象限は「企業価値への貢献大」。 反時計回りになるよう調整すべき 第2→第3は「選択と集中」のフェーズ 第3→第4は「イノベーション」のフェーズ 第4→第1は「成長」のフェーズ しかし選択と集中もイノベーションも難しい
https://w.atwiki.jp/agricola_kuigo/pages/128.html
経営者 番号 NL061 種類 職業1+ 前提 - コスト - 点数 - ボーナス - 効果 現在のラウンドに4、7、10を足す。それらのラウンドにそれぞれゲストトークンを1つ置く。これらのラウンドの労働フェイズの終わりにそのトークンを使って追加のアクションを行なってよい。 裁定 コメント 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/coco_a/pages/4.html
経営指標 収益性の指標 売上総利益率 営業利益率 経常利益率 総資本経常利益率? 総資本回転率? 流動性の指標 流動比率 当座比率 固定比率 固定長期適合率 交差比率 GMROI
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経営理念 ろっぱー
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経営モデルというと、なんだか、難しそうと思われるかもしれません。 そんな話をしようとするなら、そんなん経営コンサルティング会社のお家芸じゃないの?と言われてしまいますが、 これからは、企画という仕事が、お偉いさんのお仕事ではなく、もっと現場に近いところで行うようになってきました。 また、世の中、製販垂直統合など(あー難しい)製造と販売が一体化するような形が、普通になってくると、会社の枠を超えて、 事業というものが、広がったり、どっかの企業とつながったりするようになってきたのです。 こんな小さな広告媒体を、企画するときに、“業務提携的な発想”で組み立てていくことで、企画だけでなく、パンフレットを配布するときに、 今までにない、面白い方法を見つけることができるかと思います。
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この土日(11/10, 11)はジャズは大変多忙だった。 まず土曜日は、犬好きの友人がうちの近所に来る用事があるので、是非ジャズに会いたいとやってきた。 お天気もよかったので、家の前の通りで、友達と私、父、ジャズとで、ボールで遊んだり話をしたり。ジャズは初対面の人には特に愛想を振りまく義務を感じるらしく、激しくシッポを振りながら接客していた。 その後、そのまま目の前の図書館の入口に行ってみると、小さな女の子がやってきて、ジャズの鼻を触ったり頭をなでたり。ジャズの知り合い(ほんとは父の知り合い)のおじさんも通りがかって「おー、ジャズかー、なんだかまた太ったかー?」と体中をくちゃくちゃにしてくれた。 家に帰ると、なんだか疲れたらしく、ちょっとお昼寝。お昼に今度は近所の友達が「ジャズいるー?」と家に入ってきて、またまた接客に借り出されるジャズ。少しパンのおすそ分けももらってご満悦であった。 日曜日の午前中は、近所のお庭の広いおうちに連れて行って、庭で遊ばせてもらった。ジャズの大好きな「草むら」がたくさんあって、草むらに分け入ってはドヤ顔で出てくる、というのを延々と続けていた。 そこのお宅で飼っているミニチュアダックスフンドのカリンちゃんも、最近だいぶジャズに慣れてきた。ジャズもあまり馴れ馴れしくしなくなったせいか、2匹で程よい距離感で追いかけっこをしたりして仲良く遊んだ。 愛想がいいせいか、ジャズは人や犬と接すると少し疲れるようである。でも、近所の方や私の友人の間でジャズは大人気なので、ジャズに会いに来る人は絶えない。夜つかれてグッスリ眠るジャズを見て、よしよし今日もお疲れ様、と語りかける。
https://w.atwiki.jp/weaclm/pages/24.html
通常は月の初めに成績に応じてランダムで届くマネージメントオファーを受けることでクラブを変えることができるが、WENがたまっている場合は「人事・交渉」→「クラブ経営権取得」からWENを支払うことでマネージメントオファーが来ていなくても好きなクラブを使用することができる。 同じクラブを2年以上続けて経営 50000~80000WEN J1 50000WEN ベガルタ仙台 モンテディオ山形 鹿島アントラーズ 浦和レッズ 大宮アルディージャ FC東京 川崎フロンターレ 横浜F・マリノス 湘南ベルマーレ アルビレックス新潟 清水エスパルス ジュビロ磐田 名古屋グランパス 京都サンガF.C. ガンバ大阪 セレッソ大阪 ヴィッセル神戸 サンフレッチェ広島 J2 50000WEN コンサドーレ札幌 水戸ホーリーホック 栃木SC ザスパ草津 ジェフユナイテッド千葉 柏レイソル 東京ヴェルディ 横浜FC ヴァンフォーレ甲府 カターレ富山 FC岐阜 ファジアーノ岡山 徳島ヴォルティス 愛媛FC アビスパ福岡 ギラヴァンツ北九州 サガン鳥栖 ロアッソ熊本 大分トリニータ ウイイレFC スペインリーグ 80000WEN GETヘトラン TNRテナルキ バジャドリー XRZシャボロス ZARダガロサ オランダリーグ 80000WEN ベイエフールデン ユトラビンガ ファイデンフラーメ イタリアリーグ 80000WEN バーリ ボローニャ キエーヴォ リヴォルノ パルマ イングランドリーグ 80000WEN WMCバルグミンダム LCLバルイリー HYOハイトC WRSサイバーワンド WLVムルバーダンクソン リーグ・アン 80000WEN USブローニュ モンペリエSC ル マンUC72 RCランス ASサンテティエンヌ 同じクラブを3年以上続けて経営 120000WEN スペインリーグ ALMアンカセラ アスレティック ビルバオ GJスプール ヒルホ ROJドザクナ ラシン サンタンデール オランダリーグ アムテルウィンフ ライフェーレン ナウダクライス クヴァイクザルフ ワイアールゼーウ イタリアリーグ アタランタ カターニャ ナポリ サンプドリア シエナ イングランドリーグ LACブラクターズR MIDボブロンW PMPボルツカス PTRスロープC LATウロムA リーグ・アン FCソショー グルノーブル ASモナコFC ASナンシー ヴァランシアンヌ FC 同じクラブを4年以上続けて経営 160000WEN スペインリーグ デポルティーボ ラ コルーニャ エスパニョール MAGガラバ マジョルカ バレンシア オランダリーグ エメントール フライスニーウヘン ミュートンレーウ ソンベルハイデン ティントンリーデ イタリアリーグ カリアリ ラツィオ パレルモ ローマ ウディネーゼ イングランドリーグ WMVアーロンヴィナン WLWファルダム MABマクレスターC NFLトルドラムH ELDウエットランU リーグ・アン OGC ニース AJオセール FCロリアン パリ サンジェルマン スタード レンヌFC 同じクラブを6年以上続けて経営 200000WEN スペインリーグ バルセロナ アトレティコ マドリー レアル マドリー セビージャ ビジャレアル オランダリーグ ボーデライク デンスホール イーベルラント オーファンテセル ライデンゾルフ イタリアリーグ フィオレンティーナ ジェノア インテル ユベントス ACミラン イングランドリーグ NLNアーゼガム LDNテルフィー MSBエガーソン リヴァプールFC MRDマクレスターU リーグ・アン リヨン ボルドー LOSCリール マルセイユ トゥールーズ FC
https://w.atwiki.jp/83452/pages/15124.html
梓友「ジャズ研どうだった?」 梓「ん~……。本物のジャズってのとは少し違ったかな」 梓友「そっか~」 梓「やっぱり、しょせん高校レベルでは期待する方が酷ってことかな」 梓友「梓がそう言うなら、そうなんだろうね」 梓「まぁ、私は小さい頃から本物のジャズを生で聴いて育ってきたから」 梓友「なんせ両親がジャズバンド組んでるんだもんね」 梓「子守唄はずっとジャズだったよ」 梓友「さすがだよね」 梓「まぁね」 … … … 梓友「梓、軽音部に入っちゃったの!?」 梓「あ、うん」 梓友「でも、チラッと見たときなんだかヤル気のないクラブっぽかったじゃん」 梓「だからさ、私が教えてあげようと思って」 梓友「あ、そうなんだ」 梓「ジャズ研は活動自体は真面目っぽかったし。 そんなちゃんとしてるところにいきなり新入部員が 『こんなのは本物のジャズじゃありません』って言ったらどうなるか」 梓友「普通に考えたらイジメられそうだよね」 梓「うん。でも私、きっとその内我慢出来ずに言っちゃうと思うし」 梓友「梓は本物を知ってるもんね」 梓「それに新歓ライブ見た時、そこそこ面白い演奏もしてたし」 梓友「軽音部が?」 梓「そう」 梓友「ふ~ん。梓のお眼鏡にかなったんだ」 梓「そういう事。学校でくらい、ただ楽しいだけの演奏するのもいいかなって」 梓友「家では違うの?」 梓「親が本物だからね。暇つぶしに部屋でギターかき鳴らしてても すぐ『ここはこうした方がいい』とか言ってくるんだよ」 梓友「やっぱり本物は厳しいんだね」 梓「うん、どうしても本物はそうなっちゃうよね」 梓友「だから、せめて学校ではってことなんだ」 梓「さすがに、私の親も学校にまでは乗り込んで来ないだろうしね」 梓友「本物でも、それはさすがにないよね」 梓「まぁ、本物はやることが極端だから、実際そうならないって保障もないけど」 梓友「本物って恐い」 梓「なんせ本物だからね」 梓友「でも、梓もそんな本物の娘なんだから、梓自身も本物なんじゃないの?」 梓「まぁ、私が本物か本物じゃないかと聞かれたら、本物と答えざるを得ないね」 梓友「だったら本物である梓が軽音部に入ったら、軽音部も本物になっちゃうね」 梓「うん、きっと本物に変えてみせるよ」 梓友「いよっ! ほんものっ!」 梓(そう……変えてみせる。この私自身を!) … … … 梓「こんにちは!」 律「おっ、新入部員様がいらっしゃった」 紬「なんだか元気いっぱいね」 梓「はい! 早く部活の時間にならないかなって、授業中もそわそわしてました」 唯「そうなんだぁ」 律「じゃあ、さっそく……」 梓「練習ですね!」 唯「お茶にしよ~!」 梓「えっ」 律「ティータイムがウチの売りだから」 梓「……」 紬「梓ちゃん?」 梓(な、なんて……) 梓(なんて軽いノリの素敵な部活なんだろう!) 澪「こらこら、折角やる気出して来てくれてるんだから、まずは練習だろ」 澪「とくに唯は同じギターなんだから、もっと先輩として恥ずかしくないレベルにならなきゃ」 唯「え、えへへ、そうだね」 律「しゃーない、先に練習するか」 紬「あ、あの~。もう紅茶淹れちゃったんだけど……」 澪「な、なら飲まなきゃもったいないな」 唯「ムギちゃんナイス!」 梓(一番厳しそうな先輩も結局のところ、お茶とお菓子の誘惑には弱そう) 梓(中学では部活やってなかったし、高校で初めて部活に入ったけど、皆さん優しそうな感じでよかった) 律「そういえば、梓はギター凄く上手かったよな」 梓「あ、いえ……たまたまです」 律「嘘つけ~、たまたまであんな演奏できないって」 梓「えへへ」 梓(そりゃ、あれだけ魅せつければ、どんな下手くそでも私が上手いってわかるよね ってか正直言って、私がこの中で一番上手いでしょ) 唯「梓ちゃんって、いつからギター始めたの?」 梓「あ、えっと、小4くらいからです」 澪「そんな早くからなんだ」 律「小4ってたら私なんかまだ公園で鬼ごっことかやって遊んでた時期だなぁ」 紬「ギターやってみたいと思った切っ掛けは?」 梓「あ……それは……」 唯「なにかあるんだ」 律「こんなに上手いんだからさ、なにか特別なすっごい理由があるんじゃないの?」 紬「確かに、女の子で小学生のころからギターやってるなんて珍しいかも」 梓「り、両親がジャズバンドをやっていたのでその影響で」 澪「へ~、夫婦でバンド組んでるんだ」 律「え! それって普通に凄いじゃん!」 梓(……また、やってしまった) 澪「どおりで演奏が上手いはずだよ」 律「環境からして違ったんだな」 紬「まさにサラブレッドね」 唯「梓ちゃんすごーい!!」 梓「いや……あの……」 梓(今なら、まだ引き返せる) 梓(中学までの自分とはもうサヨナラしなきゃ) 梓(高校に入って、こんな楽しそうな部活に出会えたんだから) 梓(だから、ちゃんと言わなきゃ……) 梓(本当はお父さんはトラックの運転手で、お母さんは売れない演歌歌手やってたって言わなきゃ!) 梓(物心ついたときから家には演歌が溢れていた) 梓(正直私はそんな濃すぎる日本の魂に辟易していた) 梓(そして小学生のときには私に触れると喋りに『こぶし』がきいてしまうという設定の 『梓演歌菌』なんてものもクラスで流行ってしまった) 梓(そんな親への反発と演歌のイメージを払拭しようとして、私は小4でギターを始めた) 梓(中学へ上がる頃には、私の努力もあって徐々にそんなイメージも消えつつあった) 梓(しかも、ちょうど学区の整備により、私のことをよく知っている以前の小学校のクラスメイトの大半とは 違う中学校へ行くことになった) 梓(すでに、演歌のイメージは無いに等しい私だったけど、これによって 同じ中学には私の過去を知る者は殆どいなくなった) 梓(そんな私が演歌歌手の娘だと知らない子からの質問) 「梓ちゃんってなんでギター始めたの?」 梓(まさか親が昔演歌歌手でそれがダサいからギター始めたなんて言えない) 梓(また皆に馬鹿にされるかもしれない) 梓(だから私は言ってしまった) 「親がジャズバンドやってるんだ」 梓(なんでジャズかは、なんだかジャズって言った方がカッコよさげだったから) 梓(中学のときについつい見栄を張って出てしまったデマカセが何故か今の今までそれを通してしまった) 梓(今度は嘘をつき通すことに神経をつかわなければならなくなっちゃったし) 梓(……まぁ、皆の羨望の眼差しが気持ちよかったってのもあるけど) 梓(だけど、高校への進学と同時に私は変わると誓った) 梓(この高校を選んだ理由は同じ中学からの進学者が比較的少ないってこと) 梓(その少ない中でも私の親がジャズバンドを組んでいると思っているのは部活見学を一緒に回った梓友ただ一人) 梓(今は同じ学校だったってだけでつるんでるけど、実際中学時代もそんなに仲が良かったわけじゃない) 梓(私があの子と違う部活を始めればその内疎遠になる) 梓(そして私は素直で正直な自分に生まれ変わって、楽しい部活ライフを始める) 梓(筈だったのに! 筈だったのにぃ!) 梓(私の小さくてくだらないプライドがどうしても親にジャズバンドを組ませたがるっ!) 唯「なんか親がジャズバンド組んでるってカッコイイなぁ!」 梓「まぁ、私は産まれた時からその状況だったので、特に意識したことはありませんが おかげで本物のジャズに触れることが出来たので感謝はしてますね」 梓(これ以上はいけない! さぁ梓、ちゃんと白状するのよっ!) 唯律澪紬「おぉ~」羨望の眼差し 梓(あぁ……気持ちいい) 梓「だけど、先輩方の新歓ライブでの演奏もなかなかのものでしたよ」 梓(って、なんでこんなに上から目線になっちゃうのっ!?) 唯「褒められたっ!」 律「いや~、下級生とは言え、実力者に褒められると嬉しいもんだな」 梓「そんな……実力者だなんて」 澪「梓には何かと教わることがありそうだな」 紬「お願いね、梓ちゃん」 梓(うへへ、上級生にお願いされちゃってるよぉ) 梓(って、調子に乗っちゃダメっ!) 梓「あ、あのですねぇ」 唯「そんなに昔からジャズに触れてるってことは何かジャズに関する特別なエピソードとかないの?」 律「あ、それは聞きたいな」 澪「親がジャズバンド組んでるなんて滅多にいないしな。よければ聞かせてくれないか?」 紬「きっと、とてもカッコイイお話に違いないわっ!」 梓「ま、まぁ、そこまで言うなら聞かせてあげないこともないですけど」 唯「わぁ! 楽しみ!」 梓「そうですねぇ……。中学のときの話なんですけど」 律「うんうん」 梓「先生にノートを持って来いって言われて、ついついブルーノートのCDを間違えて持って行っちゃったり」 唯「ブルーノート?」 澪「ジャズを専門に扱うレーベルだよ」 紬「昔からジャズに慣れ親しんできたからこその間違いよね」 律「さっすが! 親がジャズバンドやってると、間違いもなんかカッコイイよな!」 梓「ま、まぁ、私にとってはノートといったらどうしてもブルーノートになってしまいますからね」 唯「梓ちゃんカッコイイ!」 梓「えへへ」 唯「ねぇねぇ、他にはないの?」 梓「そうですね……。私くらいずっとジャズと共に生きていると たま~にジャージのことをジャーズって言っちゃいますね」 梓(うわっ! 糞つまんないっ! 私何言ってるんだろ!?) 澪「へ、へぇ……」 梓(そ、そりゃそんな冷めた反応になるよね……。言った私もビックリしたもん。 でも、これを機に親がジャズバンドやってるって嘘でしたって言っちゃおう) 唯「か、カッコイイ!!」 梓「へっ!?」 紬「ナチュラルにそんな事になっちゃうなんて凄いわ!」 律「普通の人が言ったら間違いなく『なに訛ってるんだよ』ってツッコまれるところだけど」 澪「梓が言うと、それらしく聞こえるから凄いよな」 梓「な、何を言って……」 唯「さすが親がジャズバンドやってるってだけあるよ~」 梓(そうか! 先輩方は私の親がジャズバンドやっているってことに取り付かれて 物事をちゃんと判断出来なくなっちゃってるんだ!) 梓(ある意味親の七光り! この場合は嘘だけど……) 梓(こんな状況で嘘でしたなんて言ったら可愛さ余って憎さ百倍 よくも騙してくれたな! と感心した分反発もものすごいに違いない!) 梓(いいカッコしいの梓で私のイメージが固まってしまう!) 梓(とりあえず、この場は私から話題を逸らそう) 梓「唯先輩はギター始めてどのくらいなんですか?」 唯「私? えっとね……ちょうど1年くらいかな」 梓「えっ!? 1年であの演奏ですか!?」 唯「う、うん。ごめんね下手くそで」 梓「い、いえ。そうじゃなくて」 梓「1年でボーカルしながらあれだけ弾けたら充分過ぎるなぁって」 唯「そう?」 梓「はい、結構才能あると思いますよ」 律「まぁ、唯も才能っていう点では梓に負けず劣らずだからなぁ」 澪「お、おい、あれ言っちゃうのか?」 律「この際だから言ってやれ唯」 梓「なんです?」 唯「えっとね、私のお父さんオーケストラの指揮者やってるんだ」 梓「!?」 梓「お、オーケストラの指揮者……ですか……」 唯「そうなんだ、マエストロってやつなんだよぉ」 梓「ま、マエストロ……」 梓(なんてカッコイイ響きなんだっ!) 唯「年中世界を飛び回っててね。この前もベルリンで公演したって言ってたかな」 梓(しかも世界的ときたもんだっ!) 梓「そんな指揮者の娘がなんでギターなんです? 本当ならバイオリンとかもっとクラシックな方面に行く気が」 唯「私の家には物心ついたときからクラシック音楽に溢れててね」 唯「作者がどう思ってこの曲を作ったのか、この一小節に込められてる想いはどうとか」 唯「私はもっと自由に音楽を聴いていたかったのにさ、すごく堅苦しくて……」 唯「おかげでなんだか音楽アレルギーになっちゃってね」 唯「高校へ入るまでは音楽とは無縁の人生を歩んで行こうって思ってたんだけど」 梓「へ、へぇ」 梓(やべぇ! 本物がここにいるっ!) 唯「ひょんなことからこの3人の演奏を聴いて、やっぱり音楽って こんなに楽しくて、こんなに自由なものだって気づいて」 唯「だから、私もこの3人となら一緒にやって行ける気がしてね」 澪「唯……」 唯「何よりも、あんまり上手くなかったのが決め手だったかな」 律「うぉい! せめていい話で終わらせとけよ!」 唯「えへへ、まぁ、ギターを始めたのは親への反抗心ってのもあるかな ほら、ロックってそんな感じでしょ」 梓(なんてこった……。ギター始めた切っ掛けは同じような理由なのに 片や世界的マエストロの娘、片や売れない演歌歌手の娘) 梓(圧倒的敗北感!!) 唯「梓ちゃん? どうしたの?」 梓「り、律先輩はいったいどのような理由でドラムを始めたんですか?」 律「へっ? 私?」 2